狸には八つのご利益
狸には八つのご利益
信楽焼きのたぬき。お蕎麦屋さんの横とか、瀬戸物屋さんの横とか、昔はこの大たぬきを、ちょくちょくみかけたものです。小さい頃、あの股の下にある大きな袋はいったいなんだ?と、父親に聞いてみたところ、「うぅーん、あれは男の人ならわかるけどねぇ」と、非常に困った表情をした(笑)のを覚えています。
たぬきは、「他抜き」ということで、勝負事にいい、ともいわれます。ギャンブラーに演技をもたらす、ということですね。お酒も持っているし、これは、遊び人の縁起物、といってもいいかもしれない。(笑)
こういった日本の縁起物って、ユーモラスですよね。ふっと、笑ってしまうような。昔から、笑顔は福を呼び込む、といわれますから、朗らかなお顔の縁起物は、喜ばれたのでしょう。
ちなみに、狸八相とは、
- 思はざる悪事災難避けるため用心常に身をまもる笠
- 何事も前後左右に気を配り正しく見つむることな忘れめ
- 世は広く互いに愛想よく暮し真を以って務めはげまん
- 恵まれし飲食のみにこと足利て徳はひそかに我につけん
- 世渡りは先ず信用第一ぞ活動常に四通八達
- もの事は常に落ちつきさりながら決断力の大肚をもて
- 金銭の宝は自由自在なる運用をなせ運用をなせ
- なに事も終わりは大きくしっかりと身を立てるこそ真の幸福
ということで、「笠、目、顔、徳利、通、腹、金袋、尾」で、八相となります。








